50代主婦が飛び込んだ“大人の国内ワーホリ”。「行ける今のうちに!」から始まった旅

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「今は『おてつたび』が趣味と言えるくらいハマっています(笑)」 

そう朗らかに語るのは、東京都在住の主婦・マヤさん(52歳・仮名)。

1年ほど前まで病院で看護助手として働いていましたが、現在は2週間ほどの長期滞在を中心に、フットワーク軽く全国を飛び回っています。

子育てもひと段落し、これからの人生をどう楽しもうか──。

マヤさんもまた、両親の介護が始まるかもしれないという予感を抱えながら、「行ける今のうちに!」と一歩を踏み出した主婦の中のお一人。

もう若くないから?
そんなことない、むしろ50代の今だからこそ楽しめる。

マヤさんの体験談から、「新しい一歩」の踏み出し方を探ってみましょう。

目次

諦めていた「あの頃の夢」、
国内なら今からでも

── マヤさんは、かなりアクティブにおてつたびを利用されていますよね。そもそも、どんなきっかけで始められたんですか?

実は私、若い頃に「ワーキングホリデー」に行ってみたかったんです。馬に乗ったり、知らない土地で働いたりすることにすごく憧れがあって。

でも、やっぱり「言葉の壁」が大きくて、当時はどうしても踏み切れなかったんですよ 。

それがある時、テレビで「おてつたび」のことを知って。

「これだ!」と思いましたね。国内なら言葉の心配もありませんし、自分が昔やりたかった「働きながら旅をする」というスタイルがそのまま実現できるじゃないですか

私たち世代って、結婚や子育てで自分のやりたいことを後回しにしてきた人も多いと思うんです。でも、おてつたびなら「国内版ワーキングホリデー」として、今からでもチャレンジできる。

「何かを始めるのに遅すぎることはないんだな」って、飛び込んでみて改めて感じています。

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初おてつたびでの食事。河口湖沿いにあるほうとう屋さんにて

サクランボ摘みに、ブリ養殖…
「経験値」が増えていくのが、ただただ楽しい

── 実際にどんなお仕事を経験されてきたんですか?
もう本当にいろいろですよ! 山形でサクランボのパック詰めをしたり、海の近くでブリの養殖のお手伝いをしたり。直近では鹿児島でお漬物を作るお手伝いもしました 。

今まで生きてきて全く触れたことのない世界なので、例えば大量の大根を切って、作業が少し早くなるだけでも嬉しいんです(笑)。

「役に立つかどうかは分からないけれど、自分の『経験値』が増えていく。それが楽しくて仕方がないんです」

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こんな仕事も⁉愛媛県戸島での漁船清掃作業中!

私がやりたいことは、基本体を動かすことなので。 元々ずっと立ち仕事でしたし、キックボクシングもやっているので、体力には自信があります。

じっとしているよりも、体を動かして新しいことに挑戦するほうが、自分には合っているんだと思います。

人見知りだった私が変われた。
真っ白な状態で「その場に染まる」

── いろいろな地域に行くと人間関係も難しそうです。馴染むためのコツなどはありますか?

実は私、元々はすごい人見知りだったんですよ。「え、本当に?」ってよく言われるんですけど(笑)。でも、おてつたびでいろんな場所に飛び込むうちに、だんだん克服できてきたんです。

大切にしているのは、変なプライドを持たずに「その場に染まる」こと。

どうしても年上だったり社会人経験が長かったりすると、無意識に「自分のやり方」を通そうとしちゃったり、仕切ろうとしたりしがちですよね。でも、新しい場所に行くときは、私は真っ白な新人。年下の方に教わることだってたくさんあります 。

その場に染まることが大切。年上だからといって仕切るのではなく、必要に応じて役割を果たす柔軟性が持てるようになりました。

そうやって素直に教わって、相手のリズムに合わせるようにすると、自然と受け入れてもらえるんです。自分が心を開けば、相手も心を開いてくれる。そうやって自分自身も成長できているなと感じます。

忙しい現場でかけられた”温かい言葉”。
鹿児島での忘れられない日々

── 今までで、特に印象に残っているエピソードを教えてください。

鹿児島のお漬物工場でのおてつたびですね。そこは本当に深刻な人手不足で……。 注文の量に対して、働く人の数が全然足りていなかったんです。 私たちおてつたび参加者も、現場では「ピヨピヨ(ひよっこ)」ですから、そんなにテキパキ動けるわけじゃないですし。「間に合わせてね」と言われても、物理的に無理!みたいな(笑)。

でも、そんな大変な状況でも、私は「少しでも役に立ちたい」と思って懸命に手を動かしました。そうしたら、受け入れ先の方が、どんなに忙しくてもイライラせずに「上手ですね」「助かります」って声をかけてくださって、本当に嬉しかったですね。

現場は戦場みたいに忙しかったんですけど、ピリピリせずに優しく接してくださって。あの時の温かい言葉と達成感は、今でも忘れられません。

“親戚”のようなつながりを、
日本中に作りたい

── 地域の方との交流も深いようですね。

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熊本県八代市の晩白柚農家さんにて

そうなんです。以前訪れた熊本の晩白柚(ばんぺいゆ)農家のお母さんとはすごく仲良くなって、今でも手作りのお味噌を送ってくださったりするんです。私もお返しに、今までお世話になった農家さんや漁師さんの品物を送ったり。 

現地で意気投合した20代の友人「萌ちゃん」とは、年齢差を超えて飲みに行くほどの仲になりました。 また、山形のおてつたびで出会った仲間たちとは、みんなで沖縄旅行へ出かけたこともあります。

私には田舎(ふるさと)がないので、こういうご縁を大切にしたいんです。
せっかく出会えた関係をそこで終わらせたくないなって

動くなら今。
「行ける今のうちに、いろんなところへ」

── 最後に、同世代の読者へ向けてメッセージをお願いします。

私の場合、子育ても終わって、50代になって。 いつ親の介護が始まるか分かりませんし、自分だっていつ体力が落ちて、動けなくなるか分からないなってふと思うことがあるんです。

だからこそ、『行ける今のうちに、いろんなところに行きたい』って。 先のことを考えて動けなくなるより、ただそれだけの思いで、今は飛び回っています。

それに、やってみて気づいたんですけど、これって私が若い頃にやりたかった『ワーキングホリデー』そのものなんですよね。 新しい場所に行って、一から仕事を教えてもらって、自分の『経験値』が増えていく。

『あ、私、今からでもチャレンジできるんだ』って。それが分かったことが、今は一番嬉しいですね。

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山形県のおてつたびでご一緒した仲間と沖縄旅行へ

子どもが巣立ったり、親の介護や自身の健康。ライフステージの曲がり角を迎える50代には、考えることがたくさんあります。しかし、だからこそ「自分のために使う時間」が何より愛おしく、輝くのかもしれません。
マヤさんの旅は、単なる労働力を地域に提供するだけではありませんでした。 人手不足という地域の課題に向き合いながら、そこに住む人々と心を通わせ、お互いに「ありがとう」と言い合える関係を築くこと。それはまさに、おてつたびが旅人と地域を繋げた、あたたかい関係性ではないでしょうか。
生まれ育った場所ではなくても、親しみを持って「ただいま」と言える場所。
季節の便りを送り合い、ふとした時に顔が浮かぶ誰かがいる場所。 

そんな「第2のふるさと」が日本中に増えていくことが、マヤさんのこれからの人生の財産になることを願っています。
「いつか」ではなく「今」
マヤさんのように、かつて諦めた夢をリュックに詰めて。
皆さんも、“新しいふるさと”へ出かけてみませんか?

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