「人となりが見えるから、安心して迎えられる」──単発ではなく2週間滞在だからこそ、現場の力にもなって、交流も生まれる|長野県志賀高原・ホテル一望閣【おてつたび受け入れ事業者インタビュー】

長野県、標高2,000m級の山々に囲まれた志賀高原。冬は極上のパウダースノーが輝くゲレンデまで徒歩2分、夏は涼しい気候のなかでゲンジホタルが楽しめる温泉ホテル「ホテル一望閣」。志賀高原でも珍しい「源泉かけ流しの濁り湯」が特徴の宿ですが、近年はインバウンド需要の増加や、季節的・短期的な人手不足に悩んでいました。

地元の旅館仲間からの口コミでおてつたびを導入し、今ではシニア層から自由業の若者、外国人スタッフまで大らかに迎え入れている代表の一山和夫様に、現場で生まれるリアルな交流とおてつたびのメリットをお聞きしました。

プロフィールで「人となり」が見える安心感。数週間をともに過ごす価値

早川(おてつたび広報): 一望閣様では冬の繁忙期を中心に定期的におてつたびをご活用いただいていますが、導入のきっかけは何だったのでしょうか。

一山様: 地域の旅館仲間と情報交換をする中で、おてつたびさんの名前が上がったのがきっかけです。
うちは他のスポットバイトも併用していますが、おてつたびさんはまた少し雰囲気が違う印象です。事前にプロフィールを通して「その人の人となりや背景」がしっかり見えるのが、受け入れる側としては一番のメリットです。どんな人が来てくれるのか事前に分かっていると、現場の安心感が全く違いますね。

早川: 期間の面では、数週間単位での滞在となりますが、そのあたりはいかがですか。

一山様: 1日単位の単発ではなく、2週間ほど腰を据えて滞在していただけるのが一番ありがたいです。せっかく仕事を覚えてもらっても、すぐに交代となってしまうと、現場の負担がかえって増えてしまう側面もあります。

ある程度の期間いてくれればしっかりと戦力になってくれますし、次の人へ、次の人へとバトンを繋ぐようにして、うまく現場が回っています。

それから、おてつたびの皆さんは本当に責任感を持って来てくださるのか、直前のキャンセルなどがほとんどないんです。部屋を用意してスケジュールを組んで待っている側としては、予定通りに皆さんが来てくださる、それだけでものすごく安心できますし、信頼を置いています。

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シニア層からスキー目的の若者まで。志賀高原の大自然に、それぞれの目的を持って集まる参加者たち

早川: 実際にはどのような目的を持った方が来られるのでしょうか。

一山様: 一つはお仕事を定年退職されたシニア層の方々ですね。皆さん本当に真面目で誠実にお手伝いしてくださするので、もうそれだけで感謝しています。

一方で若い方に関しては、いわゆる自由業の方が多いです。この前来てくれたのは、シンガーソングライターの若者でした。この志賀高原は周りに余計な誘惑が一切ないでしょう(笑)。だから「この期間はがっつり集中して、住み込みで働くんだ」とギターを持参してやってきました。

夜に従業員寮で弾くと音が響いてしまうので、せっかくの音楽活動を応援したくて、あまり音が響かない別の和室を練習場所としてそっと貸し出したりもしました。「この時間にオンラインミーティングがある」といった相談があれば、シフトを柔軟に調整して場所を用意したり、お互いに相談しながら心地よく過ごしてもらえるよう対応しています。

冬場に関して言うと、来る人の半分くらいはスキーやスノボがお目当てですね。朝食の準備をして、客室のお掃除が終わった中抜け休憩の時間は、みんな一斉にゲレンデへ飛び出していきます。それぞれ目的を持って、志賀高原の冬を存分に楽しんでいるようです。

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賑わうスキー場
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夏のグリーンシーズンも楽しめる志賀高原

外国籍のスタッフが混ざり合う現場。賑やかな交流も、一人の時間も尊重される環境

早川: 参加者のレビューでも、一望閣様が誇る素晴らしい濁り湯への感動や、国際色豊かな環境を楽しめたという声がたくさん寄せられています。

一山様: うちは緑がかった源泉かけ流しの濁り湯なので、おてつたびの皆さんも毎日そのお湯に浸かって疲れを癒せるのは、ひとつのご褒美になっているのかもしれませんね。

現場には外国人スタッフもたくさん働いています。スリランカ、ミャンマー、ネパール、中国など、タイミングが合うと4カ国くらいのスタッフが現場に揃うんです。
昨年は、陽気なラテン系のノリのスタッフがいて、みんなで楽しそうに語り合ったり、お出かけしたりしていました。

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交流を楽しむことができる仲睦まじい現場

もちろん、うちのスタッフ側も最初は少し緊張しているので、私からも「なるべく孤立しないように声をかけてあげてね」と伝えています。おてつたびの皆さんはある程度長い期間を一緒に過ごすので、じっくり話をして、お互いの意思疎通をクリアにしていける。みんなで賑やかに過ごすのが好きな人もいれば、一人の時間を大切にしたい人もいますから、そこはお互いに無理のない、心地いい距離感で馴染んでいってくれればそれが一番だと思っています。

状況に応じた働き方。これからの受け入れについて

早川: 今後の募集や、受け入れの課題などはありますか?

一山様: スキーの学生団体さんなどがドッと入る時期は、朝・昼・晩と3食の対応が必要になるので、勤務時間が少し長くなる日もあります。とにかくしっかり働きたいという人はたくさんシフトに入ることもできますし、プライベートを楽しみたい人は勤務の合間で自分の時間を優先してもらったり。そこはお客様の状況によって流動的ですので、今後も参加者さんと相談しながら柔軟に対応していきたいなと思っています。

我々のような観光地はスタッフを通年雇用するのが難しい側面があるからこそ、おてつたびさんのような滞在型の仕組みはマッチしています。

個室がしっかり提供できる旅館は、おてつたびのモデルと相性が良いと思っています。新しく募集を始める事業者の方も、担当の方が随時コミュニケーションをとって伴走してくれるので、安心して一歩を踏み出していいと思います。

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乳緑色に濁る自慢の天然にごり湯温泉に毎日入れます

参加者の声(レビューまとめ)

一望閣のおてつたびに実際参加した方々からは、仕事の難易度や生活環境について以下のようなリアルな感想が寄せられています。

  • 業務内容と難易度
    • 「客室数が多く清掃は体力が必要ですが、ベテラン従業員の方が指示を出してくださり、流れ作業で進むので覚えるのはそれほど大変ではなかったです」(50代女性)
    • 「100人以上の学生団体の食事配膳や片付け、掃除は始めは大変に感じましたが、スタッフの方々が優しく教えてくれたので、ストレスなく作業できました」(20代女性)
    • 「朝夕食の配膳・片づけ、客室・館内掃除など、繁忙期における団体客対応の大変さはありますが、効率的かつ気持ち良く働かせていただけました」(50代男性)
  • 多国籍スタッフとの関わり
    • 「東南アジアのスタッフの方もいて、片言日本語、片言英語、ジェスチャーでいろいろな交流ができ、楽しく過ごせました」(60代女性)
    • 「非日本語ネイティブの方同士が日本語で会話している様子を見て、日本語がそこにいる全員の共通言語であるという状況を疑似体験できました」(50代女性)
    • 「日本、スリランカ、ミャンマー、ネパール、中国など色々な国出身で、皆フレンドリーでした♪」(20代女性)
  • 生活環境と日々の過ごし方
    • 「毎日の中休憩に、カフェにいったり山に登ったり池を泳いだり、とても充実していました」(20代女性)
    • 「徒歩圏内に手軽なトレッキングコースがあり、星空がきれいでホタルまで見られました。温泉の泉質が最高で疲れが吹き飛びます」(50代女性)
    • 「洗濯機、乾燥機を使う時は100円玉が必要です。山間部で衣類が乾くまでに時間がかかるので、洗剤の持参と、着替えを多めに用意すると安心です」(50代男女)

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