「募集を出しても、全然応募が来ない…」
しかし「おてつたび」を導入したことで、人手不足の解消だけでなく、事業の要となるようなメンバーとの出会いが生まれています。
たとえば、
・おてつたびでの出会いをきっかけに移住し業務を支えてくれる方
・地域や施設のPR動画を制作する大学生
・何度も足を運んでくれるリピーター
「おてつたび」で出会った旅人は、単なるスポット的な要員にとどまらず、長期的な関係性となり、事業や地域の担い手となっています。
今回はそんな高野山にある『一の橋天風』や『天風てらす』を手がける、一の橋観光センター株式会社 専務・若女将 馬場麻美さんにお話を伺いました。
1.一の橋観光センター株式会社につい
ー馬場さんのご経歴について教えてください。
一の橋天風、天風てらす、玉川旅館を統括する一の橋観光センター株式会社で、若女将・専務を務めています。もともと主人の祖父が創業した会社で、以前は団体客向けのレストランとお土産屋さんを運営していました。



ー高野山という地域について、どのような魅力を感じていらっしゃいますか?
やはり空気と水の清らかさは格別ですね。標高約900メートルの場所にあるので、四季の移り変わりがはっきり感じられます。新緑や紅葉、冬の銀世界まで本当に美しい。


自転車通勤をしているスタッフもいるのですが、「通勤しながら石楠花(シャクナゲ)が見られて贅沢」と話していたくらいです。

また、文化的な魅力も多くて、寺社仏閣が117ヶ所、宿坊が52ヶ所、霊宝館などの文化施設も豊富です。無料で入れる施設も多く、まさに心を整えるのに最適な場所だと思います。
世界遺産 高野山とは?見どころや歴史、宿坊など、多彩な魅力を徹底解剖!|特集|和歌山県公式観光サイト約1200年前、弘仁7年(816年)に弘法大師空海が開いた真言密教の聖地、高野山。世界遺産に登録された名所も多く、国内外かwww.wakayama-kanko.or.jp
2.想像以上の応募が集まりました!
ーそんな高野山で、おてつたびを導入された背景を教えてください。
2023年9月からおてつたびを導入しました。高野山は立地上慢性的に求人が集まりにくく、特に春と秋の繁忙期には人手がまったく足りませんでした。
ちょうど「天風てらす」という個人旅行者向けのカフェレストランを新たに開業し、人材確保がより厳しくなったタイミングでもありました。
そんなとき、インターネットでおてつたびを知って説明会に参加したんです。
実際に募集をかけてみたところ、想像以上に応募があり驚きました。それ以来、繁忙期には毎回募集をかけています。
【世界遺産・高野山】天空の聖地で心癒されながら、地元の美味しさを味わえるカフェ・レストラン・お土産セレクトショップ・旅館等でおてつたびしませ自然豊かな雰囲気の中、国内外からお越しになる観光・参拝のお客様をおもてなしします。 弊社が運営する、下記の3店舗のいづれかotetsutabi.com
3.事前のプロフィールを参考に選べて安心
ー利用前の不安などはありましたか?
初めの頃は、おてつたびでは面接がないため、文面と写真だけで判断する必要があり、体力面や性格面をどう見極めればいいのか、不安がありました。
実際に受け入れてみると、大きく期待を外れる方はほとんどいらっしゃらず、素敵な方が多い印象です。今では、これまでの受け入れ経験をもとに、プロフィールや過去の経験を参考にしながら、接客経験がある方や体育会系の方など、現場に合いそうな方を選べるようになりました。
4.おてつたびで出会えた新しい仲間
ー実際に来られた「おてつびと」の中で、印象に残っている方はいますか
魅力的な方がたくさんいらっしゃいますが、特に印象深いのは関東から来た女性の方ですかね。
PC業務に長けていて、現場のサポートだけでなく私の業務補佐までしてくれました。これまでPC業務ができるスタッフがいなかったので、本当に助かりまして…!!
当初は「おてつたびとしてまた来てね!」と声をかけようと思っていましたが、本当に助けられたので、「もっと長くいてくれませんか?」とお声がけしました。そうしたら、おてつたびが終わった1か月後に、なんと高野山に移住してくれて!今ではスタッフとして、一緒に働いてくれています。
今まで私一人では手が回らなかった業務まで、テキパキと対応してくれて、本当に感謝しています。

ーそれは素敵なご縁ですね。他にも印象に残る出会いはありましたか?
たとえば…愛知から来た大学生の男の子は動画編集が得意で、おてつたびの合間に、高野山の四季の風景を撮影してくれました。
帰ってからも動画を編集して送ってくれて、Instagramでもつながっています。
高野山が本当に好きになってくれたみたいで、嬉しかったですね。
No Description
他にも、岐阜から来た48歳の男性の方も印象的でした。
おてつたびで来られて、その時に「必要なときはいつでも呼んでください!」と言ってくださったんです。なので実際に次の4月にお願いしたら、
「本当に呼んでくれたんですね!」と喜んで来てくださって…!
おてつたびを通して、本当に信頼できる仲間と出会えたと思います。
5.人とのつながりを広げてくれるおてつたび
ーおてつたびを利用し続ける理由を教えてください。
高野山に来てくれる、というだけでまずありがたいです。しかも、来てくれる方の多くが高野山を気に入ってくださり、帰ってからもご家族で訪れてくれたり、SNSでつながっていたり。
単なる労働力の確保だけではなく、人とのつながりが広がっていくのが、
おてつたびの大きな魅力だと思っています。
また、短期間での滞在だからこそ、最高のパフォーマンスを発揮していただきたい。だから私たちも、生活面へのサポートはしっかり行っています。
高野山は寒いので、事前のチャットで服装について細かく伝えるなど、
母親のような気持ちで接しています笑。
最後に、ひとことメッセージ!
高野山は、静かで空気が澄んでいて、本当に心が整う場所です。
忙しい日常を離れて、自分を見つめ直す時間を持ちたい人にはぴったりだと思います。
少しでも「手伝ってみたい」「知らない土地で働いてみたい」と
思っている方がいたら、ぜひうちにいらしてください。
短い期間でも、きっと特別な経験になると思います。


一時的なサポート要員としてだけでなく、移住者や事業の担い手、関係人口としての関わりへと発展していく。その可能性を感じることができました。
そして馬場さんが何よりも大切にしていたのは、
訪れた一人ひとりを丁寧にもてなす姿勢。
短期間の滞在であっても、働き手として迎え入れるだけでなく、
その人の背景や想いに寄り添いながら接する。そうした誠実な積み重ねが信頼を生み、移住や再訪、継続的な関係につながっていったのだと感じます。
「人がいない」と思っているその地域も、誰かにとっては「行ってみたい」と思える場所かもしれません。
もし、「求人を出しても人が集まらない」と悩んでいる事業者の方がいたら、一度、おてつたびという選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。
“距離”を超えて届くご縁が、思いもよらないかたちで、
あなたの現場を支えてくれるかもしれません。
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