北海道の東端に位置する別海町。オホーツク海に面しており、大きなホタテや北海シマエビが名産です。広大な平野では酪農も盛んで、生乳生産量は日本一。牛の数は人口の約7倍(牛は105,903頭。人は13,936人)です。
別海町はおてつたびと連携しながら、地域の関係人口創出などに取り組んでいます。今回は別海町役場 産業振興部 商工観光課の上杉さんに、おてつたびを利用した背景や、利用後の感想をお伺いします!

おてつたびを利用したきっかけを教えてください
実はおてつたびの利用を決めたのは前任者でして、私自身は詳しい背景を知らないんです……。聞いた話としては、近くの羅臼町が既におてつたびを活用していて、とてもいい取り組みなのでぜひ別海町でも!という流れだったようです。私は昨年4月に赴任してから、手探りでおてつたびの効果的な利用方法について考えてきました。
おてつたびをどのようにご活用いただきましたか?
まず、町にどんなニーズがあるのか把握するため、地域の方の声を聞きにいったんです。別海町では酪農と漁業が盛んですが、話を聞くうちに、現時点ではそういった産業の短期的な担い手は求めていないことがわかりました。ただ、地域として働く人の絶対数が減っていることは事実で、産業に関わる従業員数の減少を課題に感じる人は多かったです。
いきなり移住者を増やすのは難しいので、まずは地域外の人に産業を知ってもらうきっかけになればと、酪農業を営む株式会社mosir(モシリ)さんと、水産加工業の冨崎水産さんでおてつたびを受け入れてみることになりました。
おてつたびを利用したご感想
モシリさんでは、おてつたび参加者に仔牛のお世話や牛舎の管理を主にお願いしました。
冨崎水産さんでは、主にホタテの加工作業などをお願いしました。実際に海でホタテを採る作業もあり、早朝に起きて、船に乗って、ホタテを選別して……こちらとしてはツラい作業と思われるかなと心配もしていたのですが、参加者さんが「楽しい!」とおっしゃっていたのが印象的でした。
どちらも5日間ほどのおてつたびでしたが、受け入れ事業者からは「地域外の人が来てくれて、自分たちの産業を知ってもらえることが嬉しかった」というお話を聞きました。
私の感想としては、北海道の端っこで水産加工をやりますと募集を出した時、複数の応募者があっという間に集まるのはおてつたびのユーザー層の力だと感じました。一般的なアルバイト募集では、こんなにすぐ集まることはないと思いますね。
関係人口創出を考える中で、スモールステップでひとつひとつ着実にゴールを目指せるのがいいなと感じました。
おてつたびを利用する時に悩んだことはありますか?
そうですね。別海町は羅臼町をモデルにしておてつたびを利用しようと思っていたのですが、そもそも町の特性が大きく違い、そのまま真似できないことに気が付きました。
羅臼町は漁業と観光の町です。昔から旅人が立ち寄って町のお手伝いをするといった文化があったので、おてつたびも導入しやすかったと思います。しかし、別海町には外部の方がお手伝いに来るという習慣がなく、地域の方と一緒に手探りでスタートしました。
また、酪農業、水産加工業は明確な繁忙期がない点も難しいところでした。別海町では短期的な人手不足解消のニーズは少ないので、むしろ長期雇用に繋がるインターン的な活用の方が合っているかもしれないと、今回のおてつたび利用を通して感じました。今後はそういった点を意識して募集を出せたらいいですね。
おてつたびの利用を検討している自治体さんへ
おてつたびは「短期の人手不足解消」が一番の強みになるかと思うのですが、別海町の場合は“就労に繋げるための施策”として活用していこうと思っています。
自治体によって課題はさまざまですので、おてつたびを利用する際は各自治体なりのゴールを決めて取り組むのがいいかと思います。
私たちも地域のみなさんのニーズを把握しながら、来年度もおてつたびを活用していきたいと思っています。
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