今回はフリーランスのライターで、おてつたびでの”出会い”を活かしてご自身の仕事の幅を広げている早川健星さんにお話を伺いました。
ライターとおてつびとの一人二役で地域と関わる独自のスタイルについて、経緯や想いをお聞きしていきます。
これまでのご経歴を教えてください。
東京・神奈川で生まれ育ち。大学卒業後は消防士やサラリーマンをしていましたが、事業の独立とコロナ禍をきっかけに、妻の故郷である岡山県に移住しました。はじめは浅口市で地域おこし協力隊としてレモン農家に3年間就農し、現在は倉敷市を拠点にフリーランスでライター業を中心とした仕事をしています。
おてつたびを利用したきっかけは?
自分自身が移住者でもあり、また農家をやっていた関係で、代表の永岡さんのSNSをフォローしておてつたびのことを知りました
初めておてつたびに参加したのは、2023年の7月です。翌月末に地域おこし協力隊としての任期満了を控えていたのですが、3年間従事した農業は続けずに、これからはライターに加えて何か別の面白いことがしたいと考えていました。
岡山に移住してきて初めて知ったのですが、地域には頑張って活動をされている素敵な方がたくさんいます。一方で、そうした方の多くはご自身の魅力を発信することができていないように思い、とてももったいなく感じていました。
そこで、自分自身の移住や地域おこし協力隊としての経験も活かしながら、ライターとしてそういった方々を取材して記事にすることで、発信のお手伝いができないだろうかと考えたんです。
おてつたび先を見てみると、面白い地域の方がたくさんいると感じ、自分が何か手伝えることがあれば、ぜひやってみたいと思いました。お手伝いをしながら何日か一緒に過ごすことで自分の人柄も知ってもらえますし、信頼関係を築けたうえで発信のご提案ができるのも魅力に感じました。
実際にどんな方との出会いがありましたか?
いくつかおてつたび先を調べたうえで、高原の宿氷太くんの募集に申し込みました。代表の都築(つづき)さんのSNSを見たら、地域に対してとても熱い想いを持っているのが伝わってきて、ぜひお会いしてみたいと思ったんです。

到着した日の翌朝、さっそく都築さんと一緒に散歩する機会に恵まれて、早朝5時からキャンプ場内を3時間くらい歩きながら話をすることができました。お互いを知るいい時間になったと思います。
都築さんは地方創生の観点でアウトドア事業をやっている方で、常に新しいことにチャレンジする姿勢にとても刺激を受けました。都築さんがどんなビジョンを持っていて、これから何をしようとしているのか、純粋に自分自身が面白いと感じましたし、だからこそ自分以外にも面白いと思ってくれる人がいるはずだという想いがありました。
都築さんのような素敵な人の想いや魅力がそういう人たちに届かなかったとしたら、とても残念だなと思いました。であれば、自分が記事を書くことで誰かに届けたいと改めて思ったんです。

ありがたいことにライターとしてのお仕事のご縁をいただき、「おてつたびのついでに取材してくれれば」とその後の募集にもお誘いいただいて、全部で4回お世話になりました。
私は根が飽き性なのですが、都築さんと会うたびに違う一面が見れ、新しい発見があるので毎回新鮮で、鳥取に何度も足を運ぶには十分な理由になりました。
早川さんがライターとして関わった記事
おてつたびが普通の旅行と違うところは?
旅行も好きでいろんなところに行きますが、温泉やサウナでゆっくりするとか、神社に行くとか、ある場所へ行くことを目的にすることが多いです。
一方で、おてつたびに参加するのは、人との出会いを求める気持ちが大きいです。
仕事を入り口にして出会うことで、旅行だとそれ以上は無理というところまで地域に入り込めて、地元の方々の感情に触れることができるのは、おてつたびならではの魅力だと感じます。

キャンプ場でのお仕事を通して都築さんの日々挑戦する姿を間近に見ることができたのは、自分自身もライターとして挑戦をしている身であるだけに、とても刺激的でした。
他のおてつびとの方との繋がりもできて、今でも継続的に連絡を取る関係になりました。なかには休職中の人や将来に悩む大学生も多く、何か考えるきっかけを求めて参加する人は多いんじゃないでしょうか。
私自身もいろんな人と価値観を共有することで視野が広がり、初めて見えてくるものがあると思っています。そうした人との交流にせよ、普段しない新しい仕事の経験にせよ、関わることで何か自分が満たされるような経験をした地域は、自分にとって特別な地域になる気がします。
「ライター×おてつたび」というスタイルの魅力は?
替えが利いてしまうウェブライターという仕事だからこそ、自ら足を運んで実際に相手と対面することで、リアリティのある文章を書くことがとても大事だということです。
地域には、そこまで発信に手が回っていないながらも、おてつたびのような新しいサービスにも柔軟な考え方を持ち、すごく面白いことを人一倍の想いをかけてやっている方がいます。私は、そういった経営者の方のリアルな感情を、読んだ人がそのまま感じ取ることができる文章を書きたい。そのためには、相手と一定の時間をともに過ごすことが大切だと思います。
私自身が相手のことを面白いと思ったから書くというだけでなく、リアルで会ってお互いの人となりをよく知ることで、向こうにとっても「この人だから依頼したい」「この人だから伝えられる文章があるはずだ」と思ってもらえるようなライターになることができれば、記事を書く筆にも熱が入るというものです。
おてつたびはそうした出会いの一つのきっかけとして、私のライターとしてのスタンスとはとても相性がいいと感じます。
最後に一言お願いします!
これからもおてつたびを通じて色んな方とリアルな繋がりを作っていきたいです。「この人の魅力を世の中に届けたい!」と思うような出会いがあって、お互いに信頼しあえる関係になれたら、ライターとして力になりたいです。
自分の書いた記事が誰かに届き、読んだ人が面白いと感じてくれたり、さらには地域の盛り上がりに繋がるようなことがあればとても嬉しいです。
【取材:おてつたび広報 園田、執筆:柴山颯志(おてつたびライター)】




