人生の寄り道で“ライフワーク”を発見。19回に及ぶ経験者が、おてつたびで得たものとは?

仕事や人間関係でふと立ち止まってしまう、「人生の寄り道」。
そんな時間を、あなたならどう過ごしますか?

今回お話を伺ったのは、都内で会社員として働く島田隼佑さん(25)。
学生の頃から「おてつたび」を利用していた彼は、
職場の人間関係に悩み会社を退職した後、再び旅に出ることを選びました。

最初は不安な気持ちで始めた旅。しかし、全国19カ所での出会いを通じて、いつしか彼にとっての「ライフワーク」と呼べるほど大切なものに変わっていきます。

この寄り道が、いかにしてかけがえのない発見に繋がったのか。
その軌跡を、島田さんの言葉で辿ります。

島田さんが旅先で撮った一枚
目次

「とにかく遠くへ」
おてつたびで踏み出した第一歩

ー 最初のきっかけは何だったんですか?
実は、最初に始めたのは学生時代なんです。
学生の頃から「ここではないどこか遠くへ行きたい」「非日常な場所で人と触れ合いたい」という気持ちが強かったんです。

ー 新しい場所に飛び込むのは勇気が必要だったんじゃないですか?
そうですね。当時は今ほどおてつたびが知られていなかったので、
「本当に大丈夫なサービスなのかな…」という不安はありました(笑)。
でも、もう勢いでしたね。二泊三日の短期募集を見つけて、思い切って申し込みました。

そうしたら、最初の参加地に、僕以外に経験者の方がいたんです。
その方からいろんな話を聞いて、
「自分ももっと他の場所へ行ってみたい!」と自然に思えました。
その後、就職した会社を辞めた時も、おてつたびを選びました。
その時は経験があったので不安はありませんでしたが、
やはり「遠くへ行きたい」という思いに駆られましたね。

「パートのおばちゃんと、わいわいできます」
その一言に惹かれて。

ー 19回も参加されていると、行き先を選ぶ基準も変わってきそうですね。
参加するにつれて、「仕事内容」よりも「どんな人と働けるか」を重視するようになりました。
特に印象的だったのが、長野県の柿農家さんでのおてつたびです。

農家さんと和気あいあいと作業中

募集ページの魅力紹介の欄に、受け入れ先の魅力に「パートのおばちゃんとわいわいできます」と記載がありまして。
この一言にすごく温かさを感じて、受け入れ先の人柄で選びました(笑)。

ー それは気になりますね!実際に行ってみてどうでしたか?
本当にその言葉通り、和気あいあいとした雰囲気でした。
移住してきた一つ年上の農家さんや、地元のパートさんたちと他愛もない話をしながら作業するのが、すごく心地よくて。
この経験から、自分の意見を尊重してくれたり、いろんな人と交流できたりする場所を、自然と選ぶようになりました。

苦手だった初対面は、おてつたびを通して
自信あるコミュニケーションに。

ー いろんな人と交流する中で、ご自身に何か変化はありましたか?
もともと初対面の人と話すのが少し苦手だったんです。
でも、おてつたびを経験していく中で、だんだん変化が生まれていって。
長崎県・壱岐の旅館での経験は結構楽しかったですね。

壱岐島での仕事風景

仲居さんのお手伝いをしたんですが、お客様のお部屋に料理を運んだりして、直接お話しする機会が多くて。最初は「高級旅館だし、新参者が怒られるかも…」ってビクビクしてたんですけど(笑)。

でも実際は真逆でした。おてつたびで来ていることをお話しすると、
みなさん「そうなんだ〜!」とすごく好意的な反応をくださって。
僕との交流そのものを楽しんでくれたんです。
従業員の方々とも、仕事以外の時間に一緒に朝日を見に行ったり、美味しいご飯を食べたり、まるで家族みたいに過ごせて…。

初めましての方と一緒に働いたり、お話ししたり。
おてつたびで初めてそのような経験をしました。
これまで接点のなかった年齢の方と話す機会がたくさんあったので、
コミュニケーションの自信につながった
と思います。

その地で「働く」「暮らす」から見えた、
地域の課題と希望

ー 長期で滞在するからこそ見える景色、というのもありそうですね。
そうですね。普通の旅行だと、どうしても綺麗な観光地だけを見て終わりがちじゃないですか。
でも、実際に現地で働くと、地方の人手不足の深刻さとか、そういうリアルな課題も見えてくるんです。

洋野町地域おこし協力隊でのおてつたびで食べたお刺身

ただ、課題だけじゃないんです。
若い移住者の方がお洒落なカフェを開いているような、前向きな希望も見えてくる。
地域の事業者さんや役場の方と一緒にご飯を食べながら、そうした町の未来について語り合えたのは、会社にいるだけでは絶対にできなかった貴重な経験でした。

「またおいでよ」と言われる場所がある。
旅が終わっても続く、あたたかい繋がり

ー おてつたびが終わった後も、現地の方との交流は続いたりするんですか?
それが、おてつたびの一番の魅力かもしれません。学生時代に参加した島根のDIYでお世話になった方とは今でも繋がっていて、この前の三連休も泊まりに行かせてもらったんですよ。

みんなでのんびり休憩タイム

ー すごい!それはもう、第二の故郷みたいですね。
本当にそうですね。
なかなか旅行では訪れることのない地域にいけて、そこで長く滞在できる。共同生活の中でおてつびとや地域の人と仲良くなれる。
滞在後には、Instagramで近況を報告すると、「元気?」って返信をくれる人がいる。
そんな一期一会が魅力的なサービスだと思うんです。
全国にそんな場所ができていくのが、すごく嬉しいです。

おてつたびのつながりを、
いつか次に活かしたい

ー 最後に、島田さんにとってのおてつたびについてと、今後島田さんがやってみたいことを教えてください。
僕にとっては、おてつたびは「ライフワーク」です。本当は今の会社でも、副業として続けたいくらいなんですけど(笑)。
今後やりたいことについては、まだ「これをやるぞ!」という大きな目標が固まっているわけではないんです。
でも、旅を通じて色々な地域の課題に触れてきたので、これからは自分にできることで何か恩返しができたらいいな、と思うようになりました。これまで出会った方々との繋がりも、一回きりにはしたくないですし。
まずは自分が地域の方と楽しく関わって、その関係を続けていくことから始めたいですね。

出会った方々と一緒に

旅の終わりは、
新しい物語の始まり

島田さんの穏やかな語り口から伝わってきたのは、おてつたびで出会った人々への深い感謝と、旅を通じて得た確かな自信でした。

辛い経験を乗り越えるための「寄り道」だったはずの旅は、いつしか彼の人生にとってなくてはならない「ライフワーク」に。全国各地にできた“自分の居場所”が、これからも彼の人生を豊かに彩っていくのだろうなと、こちらも温かい気持ちになりました。

島田さんと同じように、あなただけの特別な出会いと物語が、日本のどこかで待っているかもしれません。

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