農業を身近に感じてもらえる農園を目指して

東京都心から車で1時間ほどの場所に位置する千葉県千葉市は、いちごの生産量・消費量ともに多い市です。「ちはる農園」はそんな、いちごが大好きな住民が多い町にある観光農園です。
いちご狩りのシーズンになると直売所と合わせて2,000人以上ものお客様が訪れるちはる農園は、現在スタッフ4人と新規就農支援の研修生1名が中心となって運営されています。
いちごのオフシーズンにはメロンの生産・販売や枝豆狩りをしたり、”いちご狩り+絵画教室”といったイベントを開催したりなど、農業を身近に感じてもらえるような農園を目指しているといいます。
ちはる農園さんには、いちごの定植作業(苗の植え付け作業)でおてつたびをご利用いただきました。
今回は、ちはる農園のオーナーである齊藤さんがサラリーマンから農業に転職した理由やおてつたびを利用した感想を伺いました。
サラリーマンを辞め農業を始めた理由

ーサラリーマンから農家へ転身したきっかけを教えてください
実は、もともとは農業をしたかったわけではなかったんです。会社員から独立し、自分の考えやスキルを100%反映して仕事をしたいと考える中で出会ったのが農業でした。
以前は外食産業で働いており、その経験を活かすなら飲食店、コンビニ、クリーニング店等のフランチャイズが考えられました。でも、一つの組織やシステムの中での独立に、私は魅力を感じませんでした。
さらに業種を選ばず情報を集めて考えた結果、農業が一番「自由度」が高く、自分の力で進んでいけると考え、「農家」になることを決意しました。
そして千葉市が主催する2年間の新規就農支援プログラム」参加したことが始まりです。
栽培品目を「いちご」にしたのは、千葉市のいちごの消費量が当時全国4位と、千葉市のいちごの生産量に比べて消費量が圧倒的に多く、新規参入する余地が十分にあると考えたことが理由です。
将来を担う若者たちとの出会い
ーおてつたびを利用しようと思った理由を教えてください
例年、いちごの定植作業は7~10日間ほどかかっていました。
何とかこの定植作業を4~5日間で終わらせることができないか、短期採用で農業に適性のある方に来てもらえないか、と考えていました。そんな時に”おてつたび”を知りました。
おてつたびには農業に興味のある方が集まっていると聞いたこともあり、こちらでの募集に至りました。
近い将来、日本の農業を担う可能性のある方々に少しでも農業経験の場を提供できるなら私にとっても彼らにとっても良いことです。それも魅力の一つでした!
結果としておてつたびの利用は大正解で、計画どおり作業が進み、9月の定植作業を4日間で終わらせることができました。

短期間で定植を終えられると、そのぶん太陽光が減少する秋冬、光合成できる期間が増えることになります。あとは、生育のばらつきを少なくすることにもつながりますし、肥料や水の管理もしやすくなります。そうすると、苗も一回り大きく育つので、果実の大きさや味にも良い影響を与えるので、とてもありがたかったです。

想像以上の応募に大慌て
ーおてつたびを利用する上で不安だったことはありますか?
農業に興味がある、農作業をしてみたいと思うような人は多くはいないだろうと思っていましたし、本当に応募が来るのか不安に思ってもいました。
でも、実際にはすぐ応募が来て、掲載後の3日間でなんと、募集枠に対して2倍の応募がありました。
さらに驚いたことに、応募した皆さんの応募理由を読むと「新しいことにチャレンジしたい」「人の役に立ちたい」という方や、農業に対して熱い思いを持っている方もいたんです。
そのような経緯もあり、もともとの募集枠は3名でしたが最終的には4名の方に来てもらうことになりました。
私も3日間で募集が埋まるとは思っていなくて、慌てて募集を終了させていただきました(笑)
参加者の学ぶ意欲の高さ

ーおてつたびを利用した感想は?
お手伝いしていただいてとても助かりました。
ちはる農園では、宿泊場所の確保が難しかったので、日帰りでの作業をしてもらいました。作業は、農園スタッフとおてつたび参加者の方を2人1組にしておこなってもらいました。
定植作業はスピードと正確さが命です。
2人1組でおこなってもらうことにより、作業もすぐに覚えられ即戦力になってもらえました。来年もおてつたびを利用して今回の経験を活かせる同じ方に来てもらえたら、さらなるスピードと正確さの向上ができると期待しています。
今回初めてのおてつたびを利用して、参加者の皆さんが“アルバイト”という感覚ではなく、”人の役に立つためのお手伝い”という感覚をもって来てくださっている感じがあり、さらにこの農作業の中から何かを学び取りたいという姿勢も見受けられました。
日帰りの利用でも参加者の方が非常にモチベーション高く作業してくれたので、効率も上がり、こちらにお願いして本当に良かったと思います。
私自身も、学校卒業後に農業の道に進みたいと思っている方を、すぐに受け入れられる農園の体制を作っていきたいと思いました。

ー今回、おてつたび特典として来春のいちご狩り無料とされていましたがどういう思いがあったんですか?
「少なくとも、もう一回来てもらえたら嬉しい」というのと、「実際に自分で植えたいちごを食べてほしい」という気持ちがありました。
私は、ここで働いた参加者の皆さんには、自分の農園だと思って気軽に来てほしいと思っています!
最後に、千葉市とちはる農園の魅力を教えてください!

ーちはる農園さんがある千葉県千葉市とはどういうところですか?
都市部と田舎が1つになっている政令指定都市ですね。なかなかそういう場所って少ないと思います。
都会と田舎が一緒なので、都会的な暮らしを楽しみながら、農業や自然と関われる機会が多いところが魅力ですね。
ー最後に、ちはる農園の魅力を教えてください!
当農園は、いちご狩りのシーズンになると、直売と合わせて月間2,000人以上の方が来園されます。なかでも、直売で購入されるお客様はリピーター比率が高く、継続的に農園に足を運んでくださっています。だからこそ、私たちは”味”を追求すると決めているんです。
スーパーでも通販でも美味しいいちごが買えますが、私たちは、わざわざこちらに足を運んで下さるお客様の期待に応えたい。その期待に応えられるよう、これからも反省と改良を加えていきます。よかったらみなさんもぜひ一度食べにきてくださいね。夏はメロンの直売と枝豆狩りもやっています。農業に興味のある方は、毎年9月にお手伝いを募集することが多いので、ぜひチェックしてくださいね!

「ちはる農園」でお手伝いしたい方は コチラ からフォローすると、募集を掲載した時にいち早く情報をゲットできます◎
(こちらの記事は、2021年1月6日に『おてつたび公式note』で公開したものに加筆修正したものです。)




